そう、詐欺師。
不思議に思いません?
●なぜ、学歴の高い賢い人が、詐欺師にいとも簡単に騙されてしまうのか?
●なぜ、彼らは、手遅れになるまで自分が詐欺にあっていると気づかないのか?
●そして…なぜ、彼らは自らの意思でその商品を買ったと思い込んでいるのか?
実は彼らは知っているの。
人の心を支配し、自由自在に動かす方法を…
ブリンクリーという男を知ってますか?
この男は、伝説の詐欺師と呼ばれ、大量にものを売って、億万長者になった男です。
彼のやったことは本当にめちゃくちゃで…。
例えば、医師の免許を偽造して、ヤギの精巣を男性に移植して勃起障害を治療するという今では考えられない治療を何度も行い、大金を手にした男り。
でも実は彼から学べることはたくさんあるんです。
あの世界一の億万長者メーカーダン・ケネディですら、「信じがたいものを売る秘訣は信用できるものを売る際にもっと効果を発揮する」
と言って、彼からたくさんの学びを得ています。
今日は1つ、ダンケネディがブリンクリーから学んだことをシェアしようと思います。
『天才詐欺師のマーケティング心理技術』より、引用・編集

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『権威によって自分をアピールする』
人は誰しも、その分野の権威ある人間に信頼を置く。
そこで、自分に権威を持たせるために、ブリンクリーはこんなことをした。
■自分の商品を専門化して複数に分ける
ブリンクリーは、とある薬を売っていた。
ちなみにとある薬というのは、ただの瓶に入った普通の液体である。
当時これを『何にでも効く特効薬』として売っていたが、ある時こんなアイディアを思いついた。
それは、「液体の色を変えて、3つの瓶に分ける」というもの。
つまり、
Aという病気には、Aという薬。
Bという病気には、Bという薬。
Cという病気には、Cという薬。
というように、商品を専門化したのである。
すると、どういうわけか、面白いようにその薬は売れるようになった。
万能薬を持つ医者よりも専門の薬を持った医者の方が、その病気の権威であるとお客は無意識に思ったのだろう。
自分の商品を専門化することで、その道の権威として、自分をアピールすることができる。
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さて、どうでしょう?
自分のビジネスにも応用できそうじゃないですか??
もし、ピンと来て自分のビジネスにも応用してみようと思ったのなら、鋭いですね!
そうなんです。
すでに実際にビジネスに応用して成功した事例もあります。
こんな風にです。
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とある靴屋には、売れ行きが悪い商品の中に、革のクリーナーとトリートメントとつや出しが1つになった優れものの泡状エアゾールがあった。
それを3つの缶にわけ、
1)クリーナー用
2)トリートメント用
3)つや出し用
とラベルを貼って販売した。
すると、売上は跳ね上がり、お客さんも、「今までで最高の履きごごちだ」と絶賛してくれるようになりました。
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他にも、除草剤を売っている店舗では、、、
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除草剤を、
1)除草剤
2)除草直後に使う予防スプレー
に分けて販売したことで売上を伸ばした。
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という事例もあります。
この他にも、一般市販薬、栄養補助食品、スキンケア製品など応用例はたくさんあります。
このようにブリンクリーは、マーケティングの原則を知っていて、それを忠実に行ったことで大金を手に入れることが出来ました。
きっと、ブリンクリーが別のまともな商品を売っていたら、今では天才マーケターとして、その名を轟かせていたことでしょう…
さて、このようなブリンクリーの驚くべき詐欺手口から学べるマーケティングの原則は、この他にもあと20個あります。
もし、あなたもダンケネディと同じように、天才詐欺師からでも学べることはあると柔軟な考えを持っているなら、
この本は、とてもオススメです。

天才詐欺師のマーケティング心理技術
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