文字だけのシンプルな情報案内の主は山崎製パン株式会社。
まるでお詫び広告のような質素さなんだけど、内容はまるで違う!
はっきりとコピーの全文を覚えていないのでヤマザキのホームページから引用させて頂きます。
ほぼ同じ内容だったから。
東日本大震災により被災されました皆様には心よりお見舞い申し上げます。
ヤマザキグループは総力をあげて被災地への緊急食糧の供給に取り組んでおりますが
電力などインフラが不安定であること、加えて原材料の供給の不足が懸念されることもあり、
現状のままのキャンペーンを継続することが困難な状況になってまいりました。
つきましては、誠に申し訳ありませんが、春のパン祭りを3月18日より一時休止させて頂きます。
お客様及びお取り先様におかれましてはなにとぞご理解下さいますようお願い申し上げます。
スーパーの店頭にもこんな案内が・・・

なんか感動したよ!
今まで社会で商売させてもらってそのお客様が困っているんだから助けなきゃって使命感。
公共の電波でこう言い切るところにも同社の決意が感じられて、めっちゃ素敵な企業です。
被災者じゃないこのキャンペーンを楽しみにしていたお客様にも、ちゃんと気を使っての告知。
やはり一流の企業はこうでなきゃと思うわけです。
社会に必要とされてこそ生き残ることの出来る厳しい競争社会。
だけど本当に人々に愛される企業はなくなったりしません。
被災地への支援には相当の金額がかかるんだろう。
だけどそんな売上とか利益なんて言っている場合じゃない!
そうじゃない広告主、企業が多すぎるのです。
こんなときにもこれがチャンスだから、これを売ろうとか、
競合が告知しているから、うちも宣伝出来なきゃ困るとか・・・
お客様の立場を考えないで自分たちの利益ばかりしか考えない企業がこの場に及んでも
たくさん目につくわけで・・・
今までお世話になったお客様を今度はこっちが助けるんだ!
それぞれの企業がこんな時こそ、出来る範囲で助け合うべきだと思うんだよね!
広告なんてどうだっていいじゃん。
長い目で見たらどれだけ洗脳出来るかじゃなくて、どれだけ愛されるかってことだと思うわけよ。
これからはスーパーで食パンを購入する際には必ずヤマザキパンを選ぼうと俺は思ったのです。
だけどパスコも同じようなキャンペーンを中止してたんだね。

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