広告を見ている人の性別や年齢を、看板に設置されたカメラで識別する電子看板(デジタルサイネージ)の実証実験が、首都圏で行われているそう。
デジタルサイネージ推進プロジェクトは首都圏鉄道11社で構成。前月、1年間の実証実験を開始した。
同プロジェクト広報によると、広告を見ている人の性別や年代を識別するために必要な時間は1秒間。電子看板の前を通過した人が1秒でも広告を眺めれば識別できるという。。AFP BBニュースより引用。
さまざまな場所で取得したデータを分析することで、「駅を利用されるお客さまにとって、その時々に価値のある広告」を企業が配信することができるようになる、と同団体は声明で述べる。
電子看板の前に立ち止まった人が若い女性であれば、その看板を掲出している企業のヤングガール向けの商品の動画が即座に映し出され・・・
男だったら、先ほどまで流れて行った口紅の映像が即座に髭そりクリームにかわったりするわけだ
このブログを始めた頃にアップした記事にもこの辺のことに触れているので、
よかったらこちらも・・・
→MINORITY REPORT 記事
スピルバーグのマイノリティーリポートで描かれたような広告社会が現実化するとは思っていたけど、
こんなに早くだとは思わなかった。
![マイノリティ・リポート [DVD]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B002XRQMTG.09.TZZZZZZZ.jpg)
このシステムが本格化すると、ますます広告業界はかわるんだろうなぁ・・・
っていうか、広告代理店勤務の人もこのスピードについて行くのは大変過ぎだと思うのだけれど・・・
ちなみに映画『マイノリティー・リポート』に登場した広告の場合は、米俳優トム・クルーズ(Tom Cruise)の演じる登場人物の氏名まで認識し、おすすめ商品を紹介していた。しかし、首都圏で行われるこのプロジェクトでは個人の識別はせず、統計データのみを照合するという!
とのことだけど、認識機械の進化とデータの積み重ねによっては、十分に個人を特定して、
個人に向けて商品を薦めるなんてことも考えられそうだし、可能になりそうだよね。
例えば電子掲示板を掲出している企業がいろんな商品を販売しているアマゾンのうな大企業で、
個人の履歴を解析してぴったりの商品を紹介してくれれば購買率もうんと跳ね上がるはず。
でも彼女と二人でデ―ト中にいつもの買い物履歴でマニアックなアダルト商品なんかを薦められたら、
気不味くってしょうがない。
”人違いです!”
って言っても
掲示板は
”○○さんですよね”
とフルネームで確認してきたりね・・・

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