これがマックのレギュラーメニューになるとは知らなかったから・・・
珍しく渋谷を訪れた際に(実は期間限定だった)渋谷のショップでテイクアウト。
これがどこのマックでも食べられることになると知ってたら渋谷でしか買えない美味しいハンバーガーをテイクアウトしてたところだったのに・・・
→QUARTER POUNDER実食記事
しかもマックという店名を極力露出しないで商品がアメリカから上陸したかのようなミステリアスな展開。
かつてバットマンの広告でロゴマークだけが街中に溢れていたのにどこか似ています。
QUARTER POUNDERとは1/4ポンドってこと。
1パウンドが450グラムちょっとだから1/4で110グラムとちょっと。
従来のパティより厚みがありボリューム感もたっぷりのハンバーガー。
それにしても、今回のこのキャンペーンはやたらと力が入ってるよね!
この商品の販促用のために上記の専門ショップを渋谷と青山にOPENさせ、
アメリカ観光ツアー 40組プレゼントキャンペーンまで実施。
先週の前半には地下鉄の車両内の広告をジャック。
こんだけ目につくと、すぐにでも食べたくなっちゃう。
かなりの販促費用の使い方。
しかもこの新メニューにはパティ・シングルとダブルの2種類が販売されているのに ダブルクウォーターパウンダーのみを前面に出す潔さ。
ダブルだからハーフパウンダーでいいんじゃない?とも思うんだけど、そこはクウォーターが2枚だから。
ニュースなんかの情報だと今までマックに来店しなかった層も呼び込むための新しいブランディングイメージの確率が目的のようだ。
それにしてもマックの店舗や、交通広告で目に入ってくるコピーはやたらとインパクトが強い。
ハンバーガーをナメているすべての人たちへ
ニッポンのハンバーガーよ もう遊びは終わりだ
よくココまで強気に出たよね!
すごい勇気と決断力だと思う。
ここでいうニッポンのハンバーガーってマックのハンバーガーのことじゃん。
価格を落とすことによって味を二の次にしてきたマック。
その今までの自社の販売したハンバーガーを遊びと言い切るなんて、潔いです。
(一生懸命マックで働いてきた社員の方は不快に思っちゃう気がしちゃうんですけど・・・)
実際食べてみると、確かに分厚いパティと大きくカットされたオニオンは美味しいといえば美味しいだけど・・・
味はまんま今までのマックのハンバーガー。
パティが大きくなって食感が変わっただけ。
ここまで大々的に広告費を使うんだったらもっと味もアメリカのハンバーガーのような本格的なものにしてほしかったなぁ〜。
だから今回の広告プランの大筋は大手広告代理店が主導しているんだと思うけど・・・
実際ハンバーガーが製造している現場の人たちにとってはかなり違和感がありそう。
だって他のベッカーズやロッテリアのようにパティ自体をより美味しくしようと改善されたバーガーじゃないんだもん。
それでもこれだけ広告で"今までのハンバーガーとは違う!”と刷り込まれると、
食べた時にも違うものと脳が認識してしまうんだろうなぁ・・・
実際いろいろなブログ記事なんか見ると、今までのマックのバーガーと違ってジューシーで美味い!
という意見が圧倒的だったし。
広告効果絶大だよね!
でも自社の商品をいったん否定して、だから、もっといいもの出しました!
って訴求はうまいと思った。
自分の悪いところを最初に認めると、その後の言葉に信憑性が生じるという心理を利用した見事な広告戦略だと思います。
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